緑の水辺 薬用植物紹介 |
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中国原産の多年生の草木で、草丈は15〜55cm程度である。茎の下部の葉は対生し、狭被針形ないし線形で6〜17cmほどの長さがある。中・上部から出る葉は3〜5個が輪生し、特に上部の葉はひげ状になる。3〜4月頃に先端の葉の脇に6弁のつりがね状の淡黄色の花がつく。花の外面は緑色の筋があり、内面には紫色の網状の紋様がある。この内面の紋様が編み笠に似ていることからアミガサユリの名が付いた。 5〜6月頃に地上部が枯れた頃に鱗茎を掘り出し、皮を取り去った後に石灰を混ぜ合わせて乾燥させたものを生薬名「貝母(ばいも)」として用いる。2個の肥厚した鱗茎が相対して組み合った偏球形で貝が合わさったような形をしていることから「貝母」の名が付いた。外部は白色で中心部はやや黄色がかっている。 |
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<貝母> |
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(奈良県薬事指導所提供) |
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