緑の水辺 薬用植物紹介 |
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クロウモメドキ科の落葉性低木〜小高木で高さはおよそ10mに達する。中国北部の原産で、初夏に芽を出すことから夏芽という名がついたと言われる。葉は互生し、形は卵形もしくは長卵状でやや左右非対称で先は鈍く、表面に光沢があり、周囲はやや鋸歯状に切れ込んでおり、質は薄いが硬い。初夏頃に花が咲くが、約5mmと非常に小さな淡緑色で腋生および頂生する。果実は夏の終わり頃に緑から褐色に変色する。楕円または卵形で2〜3cmの長さがある。この果実を乾燥させたものを生薬名「大棗」と呼び、繁用漢方処方においては出現率が5位以内である要薬でもある。 | |||
<大棗> |
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(奈良県薬事指導所提供) |
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