緑の水辺 薬用植物紹介 |
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アケビ科(Lardizabalaceae)の落葉性または半常緑性のつる性の木本で、つるは長く延びて3m以上となり、太いものでは径が1.5cmに及ぶ。淡紫色の花は4月頃、房なりに垂れて下向きに咲く。雌雄同株で雌花は大きいが数は少なく、雄花は数は多いが小さい。花弁に見えるのは萼片であり、普通は3枚または4枚である。秋頃に熟した果実は果皮が紫色で果肉は綿のように白くて柔らかく、淡い甘みがある。 日本では木質化したつる性の茎部を「木通(モクツウ)」として用い、薬理的には利尿作用、抗菌作用などを有する。 同属植物にはミツバアケビ(A.trifoliate Koidzumi)、ゴヨウアケビ(A.pentaphylla Makino)などがある。 |
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木通(モクツウ) |
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(写真、文ともに奈良県薬事指導所提供) |
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