採取時期 : 10〜翌年3月
調製法 : 根茎を掘り取り、ひげ根を除いて約30cmの長さに切り、更に縦に二つ割にして天日乾燥する。
成分 : アルカロイドのヌファリジン、ヌファラミン、デオキシヌファリジン等とタンニンを含む。
用法・用量 : 川骨5〜12gを1日量として水400mlを加えて半量になるまで煎じ、1日3回に分けて空腹時に服用。
性味 : 性は寒、味は甘
漢方処方例 : 治打撲一方
その他 :
日本に自生するコウホネ属植物には、小型種のヒメコウホネ N.subintegerrimum Makino 、やその変種で花の色が赤変するベニコウホネ
N.subintegerrimum var.rubrotinctum Makino、東北、北海道に分布するネムロコウホネ Nuphar
pumilum DC.、柱頭が深紅色で尾瀬に生えるオゼコウホネNuphar pumilum DC. var.ozeense Hara 等がある。川骨の基原植物は局方において、コウホネNuphar
japonicum De Candolle. に限定されており、コウホネ以外の同属植物は小型のものか、又は希少な野生植物であり、量産的に生薬の原料とされない。。
|