蹴 球 雑 記

ワンタッチタープテントどれが良い?



試合会場での必需品となっているワンタッチタープテント。

基本的に耐久性が低く、かなり注意して使わないと速攻で壊れます。

構造として小屋梁を持つ高価な製品と、四隅の柱から延びる垂木のみで幌を支える安価なものに分かれます。

#テント中央に屋根を支えるフレームが有る物とフレームが無い物。

お勧めはニューテックジャパン社の 『 カンタンタープ 』 とINTERNATIONAL E-Z UP社の 『 イージーアップテント

何故この2社の製品を推すかというとフレームを繋ぐ樹脂製パーツの構造と強度。

ここが他社の製品に比べると良く出来ていて、テント全体の強度に繋がっている様に感じます。



販売元 YAMAZEN (山善)
製品名 ハイコンパクト パティオタープ
品番 FHC-220UVP
寸法 幅220×奥行220×高さ212/232cm
重量 7.7kg
素材・材質 アルミ, ポリエステル
収納寸法 20cm×20cm×80cm


製造元 ニューテックジャパン
製品名 カンタンタープ コンパクト (240×240)
品番 KT240 COMPACT
寸法 幅240×奥行240×高さ230cm
重量 12.5kg
素材・材質 スチール, ポリエステル
収納寸法 18cm×23cm×95cm

まずは脚が3段継になっていてコンパクトなものが2点。

ハイコンパクト パティオタープは軽量小型を実現する為にアルミ製。

なおかつ安価を目指したため犠牲になったのが耐久性。

その辺りの事を理解して使うなら悪くないと思います。

このサイズだとコンパクトカーのラゲッジスペースに横向きで乗せることが出来ます。


製造元 INTERNATIONAL E-Z UP
製品名 SIERRA II (290×290)
品番 DMJ29-12
寸法 幅290cm×奥行290cm
重量 13.4kg
素材・材質 スチール, ポリエステル
収納寸法 20cm×20cm×130cm

脚が台形に開く形状なので安定感があります。

支柱が斜めなのでブルーシートなどをサイドタープとして張ろうとした場合に固定しにくいです。

サイズもカタログ上は290cmとなっていますが台形に開いた脚の幅です。

実質的な天幕の幅は約250cmです。

金額が少し割高ですが他社製品より丈夫です。

他のテントが破損していく中、同じ条件で使用している筈なのに生き残ります。

製造元は米国の会社で良い意味で無骨なアメリカンな製品。

上記リンク先にて旧型モデルまたはサンプル輸入品、良品返品などのB級品の販売有り。

タイミングが良ければ格安で手に入れる事が可能です。


販売元 株式会社ラックス・Fungoal
製品名 簡易テント|ワンタッチテント
寸法 幅300×奥行300×高さ215/245cm
重量 26kg
素材・材質 スチール, ポリエステル
収納寸法 30cm×35cm×160cm

小屋梁を持つ型としては最も安い製品だと思います。

風を受けた場合に内向きに掛かる負荷を小屋梁が受け止めるので軒桁にあたるフレームが破損しにくいです。

同様の構造を持った他社製品は倍以上の値段なのにこの安さ。

接合部の樹脂パーツの使用を抑えて単純なネジ止めや溶接にする事でコストダウンしてるのかな。


製造元 シナノテント
製品名 クイックルーフNOVA30
寸法 幅300cm×奥行300cm
重量 29kg
素材・材質 スチール, ポリエステル
収納寸法 22cm×22cm×156cm

こちらも小屋梁を持つ型。

業務用を名乗るだけあって頑丈そうです。

Webサイトでは大人がフレームにぶら下がっています。


製造元 ニューテックジャパン
製品名 カンタンタープベンチ (200×300)
品番 KT2030 BENCH
寸法 幅300×奥行200×高さ200/230cm
重量 14kg
素材・材質 スチール, ポリエステル
収納寸法 19cm×24cm×127cm

方形屋根が主流の中で珍しい片流れ屋根。

他と違うのが欲しければこれ。

雨水が一方向に流れるので雨の日には使い勝手が良い。



ワンタッチタープテントはきっちり固定しないと直ぐに壊れます。

有りがちなのが脚のみをペグで打ち込んで固定している場合です。

風を受けると小屋梁を持たない型の場合、上部が内側や外側に歪んで軒桁に負担が集中して破損します。

これを防ぐにはテントの四隅の上部からロープを張り、外に引っ張って固定する事が必要になります。

こうすると軒桁を押し込む負荷や、下のみが固定されて発生する捩れが生み出す負荷が軽減されます。


このとき使うペグですが、付属のペグはちょっと打ち込む場所が固かったり石に当たると曲がります。

役に立たないので別にペグを購入する必要が有ります。

注意点としてはホームセンターなどのキャンプ用品売り場で中途半端な値段のペグは買わないように。

ちょっと地面が硬いと直ぐ曲がります。

じゃあ何が良いかというとDIY売場の金物コーナーで 『 ロープ止め 』を探してください。

ハンマーでがんがん打ち込んでも曲がりにくいし、安いしで遠慮なく使えます。


色々考えて丁寧に使っていても壊れる時はあっさりと壊れます。

一度壊れると違う製品を買いたくなりますが同じ物を購入する事をお勧めします。

そして壊れたテントは部品取りにおいて置くと次に壊れたときに2個1にして修復できます。

壊れたテントを置いておくのも邪魔なので蛇腹に広がる軒桁の部分のパーツ。

一番壊れやすい部品なのでここだけ取り外して保存しておくと良いと思います。

ちなみに大部分の製品はプラスのドライバー1本で分解できます。