ボードレェル、朔太郎の散文詩について
発行所  アルル書店
らぴす第7号1998年冬 
本体価格 665円(消費税を含まない価格)
初版発行 1998年12月10日


Page作成日付1999年3月28日

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ベル神父のこと (小野田潮)
 ベルさん(わたしたちは普段そう呼んでいた) とおつきあいしたのは晩年4、5年間だった。奈良のお宅へも何度も伺ったし、私が岡山県長船町 に居を移してからは、ベルさんの方から何度も足を運んできた。
あるとき私が岡山で出版をはじめたいと言ったのをうけて、彼は早速、未発表のエッセーや戯曲 等のワープロ原稿を送ってきた。ひと通り目を通し、保管していたのだが、その一部を紛失して しまった。それらの未発表原稿はいずれ「らぴす」に掲載していきたいとは思っていた。
さいわい、奈良に住む藤高英子さんがベルさんの原稿を保管されており、既発表の作品ではあるが、 ボードレールと朔太郎について書かれた、きわめ て刺激的なこの論考をまず再録した。
ヨハネ・ベルさんは1995年8月パリで急逝された。ベル さんの既刊著書には「ベル神父のフランス食物誌」「ベル神父のフランス住居誌」(近代文芸社)、「ベ ル神父街を行く」(中公新書)がある。


内容

一.感覚

二.経験

三.司祭と予言者

四.見えるものと見えざるもの

五.散文詩に於ける朔太郎のリリイズム

結論


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